スイッチについてお教えします。
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スイッチはどこへ

皆さんはスイッチのついている位置や高さに基準があるのかな? と考えたことはありますか。

家を造っている人達の間では1m20cm程度を使い易い「高さ」としています。ですので、黙っていれば1m20cm程度のところにスイッチがつくということになります。

この高さは、下げた手を上げ始め、ひじより少し上がったかな。という高さです。手を壁に付く時に、一番自然な高さとなります。そして、スイッチをポンと押すのに力が入れやすい高さとなっています。

90cm程度ですと、押すのに力が入りません。1m60cmだと手を上げて横断歩道をわたる時みたいになってしまいます。押し難いですよね。

1m20cmというスイッチの高さはそんな人間工学からあみだされた数値なのです。「え、どこが〜あ」と言いたいですか。そうですね、ちょっと大げさでしたね。でも、かなり使い易い高さだと思いますよ。

では、「子供にとっては?」というとかなり疑問です。

1m20cmでは3歳の子供が背伸びをしてやっと届くという程度です。暗いところが嫌いな子は、照明が点けられずに、「夜は一人でトイレに行けないよ〜う」となってしまいます。ちょっと可愛そうですね。

それでは、「家族全員の理想的な高さにしましょう」と考えたいのですが、皆さん、背の高さが違うので絶対的な使い易い高さは存在しません。

最後に行き着くところは一般的な1m20cmとなります。子供は「そのうち大きくなれば問題ない」ということになります。仕方ないですね。

家は「大人基準」で作られるケースが多いです。


「押し易さ」ということを考えた場合には、スイッチの押す部分が大きなものがあります。
スイッチプレートは高さが12cm幅が7cm程度なのですが、一回り小さい程度で、どこを押しても入り切りが出来るという優れものがあります。

ちょっと価格が、高いんですけど、とても便利です。あの小さな出っ張りを狙って押す必要がありません。突き指をしなくて済みます。(そんな人はいませんか)


それから、スイッチの「場所」を気にしたことがある方は、いらっしゃいますか?

スイッチを点けたり消したりすることが多い場所として、トイレのスイッチは、どこに付いていたでしょうか。

家庭の場合は廊下に付いている事が多いと思います。でも、会社などではどうでしょうか。トイレの中ではないでしょうか。

密かに建築家や工事業者は使い易い場所というのを考えながら取り付けているのです。知ってました?

家庭の廊下に付いているトイレのスイッチはトイレに入る前にパチンと点けて、ドアーを開けます。「明るくて良かった!おばけもいないみたい!」となります。「パチン、ギー」という感じでリズムがあったりもします。

ドアーを開けてから、「スイッチはどこ!どこ!」と探すのは、暗いですし、急いでいる時は「あ〜、もう。」という感じではないでしょうか。

それと、換気扇のスイッチが一緒に付いている場合が多いです。小さなランプがスイッチに埋め込まれていて、換気扇のON、OFFが確認できるようになっていることが多く、廊下から確認できたりします。とても、便利です。

そんな理由でトイレのスイッチは廊下に付いているケースが多いです。

でも、デメリットもあります。それは、「消し忘れ」です。子供は特に多いと思います。これをなくすには最近流行の人感センサーがお勧めです。
でも、ドアーを開けた時は、ちょっと暗いですけどね。人感センサーについては次回お話させていただこうと思います。


会社や公共の施設の場合はトイレの中にスイッチが付いている場合が多いです。廊下に付いていて、掃除のおばちゃんに消されてしまうのがイヤだからです。(冗談です。)

照明を一度点けたら消さないというトイレはスイッチが中に付いているケースが多いです。それは、点けたり消したりする必要がないからです。

お店などでは、お客さんに「照明を点けてトイレをご利用下さい」というわけにはいかないケースもあります。一度点けたら点けっ放しという場所はトイレの中に付けていることが多いです。

もう一つの理由として「廊下の壁をすっきり見せたい」というのもあります。


変わって、寝室や会議室のスイッチの場所はどうでしょうか。殆どが部屋の中ですよね。これは、部屋の中で照明を消すことがある場所です。

寝室や会議室が廊下に出て消さなければならなかったら不便ですよね。

ホテルの客室で廊下で照明を消さなければならなかったら、2度とそのホテルは使いませんよね。

基準は部屋の中で照明を消すか消さないかです。消すことがある場合は部屋の中に付けます。こんな基準、知っていました。「はい」という方は日々の生活の仕方を自分自身でよく観察している人だと思います。こういう方は、きっと使い易い家ができると思います。


部屋の中で照明を消さないで、部屋の外にスイッチを付けるところがトイレ以外で、もう一つあります。さ〜あ、どこでしょうか?

答えは納戸や倉庫です。「ほたる」のような小さなランプをスイッチに付けて廊下から照明が点いているかどうか確認できるようにして、廊下に付けるケースがあります。トイレと一緒で開けた時に暗いのがイヤな人にはお勧めです。
廊下の見た目を重視して納戸の中に付けても別に問題はありません。使い易さと見た目でご判断下さい。

使い易いという意味では洗面脱衣室も廊下にスイッチがあった方が良いかもしれません。入る前に点けて、出て行くときに消すという意味では同じです。
上記のように何を重視するのかでご検討下さい。


スイッチについてお話してきましたが、ちょっと複雑なスイッチが必要な場所があります。次回は階段や玄関、外灯などのスイッチとソーラータイマー、人感センサーについてお話させて頂きたいと思います。


●これから家を新築される方へ
スイッチプレート周りの壁が意外と汚れます。特にトイレや階段など照明を点けたり消したりすることが多いスイッチ周りは汚れが目立ちます。廊下で目立つところにスイッチがある場合はご注意下さい。綺麗な手で、いつもスイッチを使っているわけではありません。

◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めはスイッチプレートの周りのクロスを拭き取りの出来るものにしたり、スイッチより10cmほど、大きくした樹脂製の板をスイッチ周りに取り付けたりすることです。
壁の汚れを防ぐことが可能となります。デザインを工夫すると楽しいと思います。欠点はスイッチが目立つことですけどね。


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